ゆりかご論へのコメ返信から、出る方法へ

4/15に拍手コメントを頂いていたんだが、大放置してしまった。
お返事お気遣いなくとの事だったが返信したいさせてくれ。
何しろコメントしてくれる方はものすごくレアなので嬉しいんだ。
ゆりかご論への共感コメ。
詳細は伏せるしご本人ももう覚えてないかもだけど。

…普通に返信しようと書いてたらヒートアップしてしまってなんか普通の記事になっちゃった。
微妙にですますw
あの記事の後一時的に拍手微妙に多かったので、共感してくれた人多かったのかな。
コメの方への返信という体だけど、共感してくれた方々へ。
コメ下さった方はしっかりした文章だったので、ちゃんと大人になられた方のようにお見受けしました。
だからご本人にとっては釈迦に説法な内容だろうけど、なんか勢いで書けてしまったので、アップしておこう。
誰かの役に立てばいいと思うから。
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ゆりかごから出る

オタク仲間には絶対言えないですね。
透けて見える事はあるでしょうが、暗黙の了解というか、タブー感あります。
それを求めてる事がバレると見下されるのではないかという不安がつきまとうし、クールであればあるほどカッコいい美学みたいなものが蔓延してる気がします。
クールの定義は「一線引いて分を弁えること」「自分の可能性を最も低く見積もる事」
そうすれば何が起ころうと期待せず、安心無事でいられるからですね。

自分は高校時代、夢女子(と呼ぶのか?)でしたが、有り余る性欲というか、少女漫画脳というか、トキメキ求人大募集というか、そんな感じ。皆そうだよね?
そうじゃねえなんてカッコつけさせないぞ。
でも表に出せるわけない。だってデブスだから!(あくまで主観がね)
それを表に出すと総叩きかプークスクスに決まってる。
だから予防策として「分を弁える態度発言」をするしかないんですよね。
皆が分を弁えてるので、欲望を素直に出すと、出る杭が目立つんです。
でも、友人が欲しいとか、恋人が欲しいとか、普通の欲求です。
人として当たり前に、愛し愛されたい。

そんな現実程遠いけど、それを擬似的に叶えてくれるのが夢というカテゴリでした。
で、夢の中でシュミレーションしてるんです。キャラと話す練習。
理想の自分が主人公として居るわけですから。
何も分からない所から、一歩踏み出して、分を弁えて可能性全潰し段階から物語の参加者になる。密かに。(勇気出してえらい!)
以降あからさまに態度発言が漫画チックに痛くなっちゃうのはご愛嬌。もーしょーがない。練習してるの。

勿論その後社会に出た時、全く通用しません。
あまりに妄想とは違う「the 現実☆」が起こります。他人も自分も、思うようにならないのが当然。今まで全部妄想ですから。
でも何もしないよりマシ。心の中で、どんな風に在りたいか描けてたなら、描く勇気があったって事だから。
そこからは地道に鏡を見て、妄想と現実のズレを修正するだけです。
何より「自分が参加したい」という気概が一番大切。
「自分がこんな事望んだらバカにされる」という自己肯定ゼロ状態で何も出来ないより、「自分にはこんな欲望がある。誰にも言えないけど大切にしたい」の方がはるかに健全です。

そして最近考えてる事は、ものすごく感情移入するキャラクタは、何がしかの要素が自分と同じ可能性が高い。抱えてる問題や性格。
だから必死になって応援したくなる。だから幸せになって欲しくて、応援とか同人とかしちゃうんですよね。

可哀想な人は幸せになってほしい。
特に自分と似た人が救われると、自分も救われた気になるから。

白状すると自分にとっては縁寿がそうでした。もう必死でした。歌作ったりしてね。作詞のため湾岸までロケハン行ったし。(今見たら無断転載の再生回数が凄かった…35万てどゆこと?広告代くれよ。上記とは別の曲だけど)
不幸の性質が大変似ていたためです。疑心暗鬼でひねくれ者な所が可愛く…つまり自分と似た人を可愛いと思うのは自分を愛したいからなんですよね。
本当はこんな可愛い所があるんだ、と自分が知らない可愛さを発見できるから救いになる。
そして天草(王子)よ攫ってくれ、となる訳ですが、居るはずもなく。

それはさておき、自分を見るより楽です。
キャラをやいのやいのしてるのは。楽しいですよね、分かります。私も散々やりました。
でももし苦しくて、妄想に傾倒しながらも現実が糞まみれでどうにかしたいと本気で思ったら、自分がどんなキャラクタに感情移入してるかがヒントになるかも。
そのキャラは鏡かも知れません。
流行に乗るタイプには適用されませんけどね。

ゆりかごから出たい方がいたら参考にして下さい。