薬漬けの人の体重増加対策、一例

精神がいかれて色んな薬を飲んでる人が多いのを散見するので、自分がそれらの状況を脱した時の情報を書いておこう。もう10年前だけど。過去の自分が欲しかった情報の覚書。

読む人は一方的な情報を盲信せず自分の状況をよく考え行動する事。

 

【体重増加】

状況:大学4年で鬱になり卒業するのがやっとで就活出来ず実家で療養中という名のニートとなり、病院に通いながらゲーム廃人とお絵かきをやり続ける時代。ゲームは足の指でキーボード打つ。(でんぱ組WWDに共感してしまったわ)にちゃん喪板rom。実家の毒親がストレス原因と分かっていながら金を稼ぐ手段が無く家から出られないというジレンマ。

22歳155cm54kg程度→23歳66kg位。下半身の膨張がやばく、Lより大きい服を初めて買いショックを受ける。

実家のやたら多過ぎご飯+ポテチ3袋日常という胃が完全に膨らんで食っても食っても腹が減る状態異常。

解決の糸口:精神薬の副作用、精神薬が胃腸荒れを起こす場合、消化補助薬を出される事がある。精神薬自体にも太る効果があるかも(10年前なのでうろ覚え要確認)。

さて、この薬を出した心療内科医は一軒目(高1の時ADHD認定受けた心療内科医)からの紹介状により通う事になった。

当時私は頭が常にぼ〜〜っとしており建設的な事は何一つ思いつかなかった。ネガティブループの思考量なら誰にも負けない!劣等感に苛まれ自分の事は大嫌い!失敗回想、未来悲観し過ぎて不眠!睡眠薬依存!定期的に通う病院!可哀想な私!被害者陶酔!

悲観「量」だけ膨大で、思考「力」はない。原因の真相を究明する力。自分を信じる力。これらが無いために行動が出来ず、普通に働ける人が羨ま妬ましい。

後から考えると、ネガティブループを止めるための薬だが、建設的な思考力すらも奪われていた。

体重計に乗ったら66kgで流石にこれ以上太ったら「自信とは太った私をあるがまま愛すること♡」どころじゃねえ70手前ってオイ!と思い、過食と薬と消化の関係をググったら、にちゃんにあったよそういうスレが。(にちゃんの意見はピンキリなので自分で情報を精査しましょう。)

薬をやめると医者に宣言し「別の医者に行くから紹介状を書いてほしい」と言ったら彼は『紹介状の書き方が分からない』と言い出したので完全に目が醒めた。ヤブどころではない、私が金を払うカモだから逃したくないという意志が直感的に見えた。こいつの指示、聞いちゃダメなやつだ。元々太いのがコンプレックスなのにこれ以上自分を嫌いになってはいかん。

医者の了承は得たが特に減薬の指示はなく(今ならこの点にも激しく突っ込みたいが)、薬を急にやめた為か、1ヶ月吐きまくる。ご飯少し食べたら吐く。吐くのが分かってるから余り食べないようになった。すると胃が縮み体重がするすると落ちてきた。多少食べなくても死なない。蓄えた脂肪があるから。嘔吐は1ヶ月でおさまり、「吐くから食事量を減らしてほしい」と親に言う事で[明らかに食べさせ過ぎの食事量、20年以上]から逃れる事に成功。それから1年かけてどんどん体重が減っていく。正解だよ、これだよ原因は。

今思い返すと禁断症状、副作用というよりも、体が不要なものを排出してるように感じる。今私がたまに体に合わない食べ物を嘔吐で排出するように、体に溜め続けた薬の成分やら、胃腸に溜め込んだ不平不満もろとも。

 

途中色んな経緯を経て就職に辿り着き、1年金を貯めルームシェアをし始めた25,6の頃、体重は46kg位になっていた。まさかの50切り。中高大と51kgの最低ラインを超えられなかったのに。マックスから20kg減っている。

胃の大きさ、満腹感、エネルギーサイクルが根本的に変化したように思う。実家を出ていつもおやつがある環境から離れたのも大きい。そもそもおやつを食べずにいられないストレスが実家にはあった。食べていれば思考が停止するから楽なのだ(仕事ストレスでお菓子をバカ喰いするのもこれに該当する)。実家を出れば食べれば食べた分だけ食費が嵩む。友人の目がある事と愚痴などを吐ける環境からそこまで食べ過ぎない。

 

今は当時より少し増えたが身軽になった。全てが億劫だった頃からは雲泥の差だ。おそらくこちらの体型が本来の姿。そもそもおやつ量を減らす為に「毎食しっかり食べる事」という親の方針により、[食べきれずお腹が苦しいから食事中ソファで横になり、楽になったら続きを食べる][食べきれないから残す、ラップして翌日食べるという断りにすら親の機嫌が悪くなる][やっと食べきったと思ったら『忘れてたわ!味噌汁』と味噌汁まで飲まされる]という相撲取り育成のような食事、まさに地獄。その癖「お前の背中関取みたいやな」と当の親にバカにされる始末。相撲取りの人には申し訳ないが20歳そこそこの女は傷つく。いや、何歳でも男女問わず傷つくのではないだろうか。

 

人間の残酷さは壮絶だ。シンデレラ的な継親ではなく肉親だけど、血の繋がりと胎盤はただ身体を生み出すだけの存在、精神的には全く繋がりが存在しない親子もこのように存在する。精神的に繋がりもあり、仲良くやっていける親子も存在する。それは素晴らしい事だ。そうでない人は人間の裏を見て育つ。用心深くなり人に心を開けず辛いと言いながら、純真な人を妬む事もある。そして出会った人々に癒されて徐々に自分を取り戻すルートを辿る。どちらも悪くない。私は今の自分は結構好きだ。失敗を重ね苦労して育てた今世のアバターは、かなり良く育ってきていると思う。

 

多分体重が減ったのは、薬をやめる意志を決め自分の意志にのみ忠実に従った事。何も決められなかった頃より前進したから。太っている事が辛いと初めてちゃんと向き合い意思表示したから、その心に体がついてきてくれた。そして過食を煽る親の食事量を嘔吐により制限できた事が大きい。「三食贅沢に食べさせてもらえて寝床があって親に感謝しないと」という意見は受け付けない。セカンドレイプに等しい。

 

(薬は実際良くなかった。薬を飲んでいる間は停滞して何も進まなかった。精神科、心療内科医がこれほどまでに増えたのは金回りが良いから、儲かるからだと言う人の論は納得する。まじめに人の心を助けたい医療関係者も居るのだろうけど。病気の基準がたくさんできて、色んな人が自分を病気だと自己診断する。そして不安になり受診し薬を飲む。そういう社会システムで儲かる人がいる。不安は金になる。だから製:薬:会社の木朱ってイ諸かるよね。知ってるんだよ親がかぶ買ってたから。成績悪い年がない。必ず利益を出してくる。口に出して整理する事ができるカウンセリングは悪くないとは思うが。カウンセラーの力量も相性もある。)

 

心を治すのに薬は不要、というのが私の結論。心の動き一つで、体はついてくる。もしくは体の動き一つで心はついてくる。全ての事象には理由がある。苦しみにも理由がある。