唐突な異文化交流、汗だくの私
さっき吉祥寺のcotta(製菓材料店)をぶらついていたら外人さんに声をかけられた。いい雰囲気のおじさんだった。
英語話せる?と英語で聞かれたのは分かったが、[少しなら、ほんの少し!]と言うのは何というか分からず微妙そうな表情と「少し!」とバリ日本語で対応。今考えたらわかる、[ア、リトル a little]だ。
翻訳アプリに[Wheat]と入力してもらってやっと判明した。小麦粉の種類が分からず困ってるようだ。wheat flourで小麦粉な。勉強になる。ウィート。
小麦粉には強力粉、薄力粉と大まかに2種類ある。パンは主に強力粉。お菓子は薄力粉。フランスパン、バゲット系に使うのは準強力粉だが、これは玄人やリッチな人が買う。
薄力粉が[flour]強力粉が[strong flour]とまでは伝えたが、準強力粉もあると言えば良かった!と今歯噛みしてる。といっても、強力粉は本当にストロングフラワーなのか?ストロングで合っていたのだろうか?翻訳単純過ぎない?
相手がどんな職業なのか、プロフェッショナルだったかもしれない。パン職人なのかパティシエなのかも分からない。
米粉もあったので「ライス」と指して除外して、ようやく把握してくれたようだった。
フラワーとストロングフラワーでは違いの説明があやふやだと思い、[bread]と[sweets]と単語だけ伝えた。
そうしたらようやく把握できたようで、「こいつ結構わかってるな」と思ったらしく、「あなたは何を作るの?」と聞いてきた。かろうじてyou madeとsomethingだけ聞こえた。だから多分そういう質問。
「クッキー、ケイク、ブレッド」とだけしか出てこない単語力。バゲット、リュスティックは出てこなかった。
職業?と多分聞かれて、趣味と答えようとしても、趣味って何?!と翻訳アプリ。ホビーだよhobby!日本語化してる単語も出てこない。
焦りと緊張はすごい威力だ。脳みその通常回路を吹っ飛ばす。
相手からニコニコ笑いながら「thank you」と言われても「no thank you」とか言っちゃうんだから。[いいえ、どういたしまして]のいいえ=即no。やばい。[You are welcome]だよー!中1だよー!せんきゅ〜よぅうぇるかむ!
頑張れと言いたかったけど、言えなくて後から考えたらグッドラックGood Luckだよー!正しくは[頑張れ=Hang in there]らしいけど、もう全部グッドラックでいいよー!後からだけど幸運祈ってるぜー!
最後名前聞かれて答えたけど、相手の名前は聞けなかったし[what’s your name??!!]、どうして小麦粉を探してるの[Why are you looking for flour??!!]かも分からなかった。あああー気になる。
英語劇の流れで食らいついて対応してみたけど、も〜全然ダメす。文章作成能力皆無。でも単語なら意思疎通ができる事はわかった。それは大きい。知識でなく体感で分かるというのは私にとって最も合ってるから。
また会えたらなー。今度こそ質問したい。[何作るの?What are you making?]って。
帰り道、脇汗ビショビショだった。一番必要なのは単語力というよりは落ち着き。