断食、胃腸炎になる前にやってみようの巻

断食1日目だ。つらい。気を紛らわす為に書いてる。

 

私はストレス喰いをするタイプだ。何かストレスが溜まると、思考をストップさせる為に何某かを喰らう。私にとって食は逃避だ。喜びでもあるが、逃避の側面は確実にある。

なぜこんなに食い意地が張ってしまったのかは生い立ちに依るところだが、とにかくご飯お菓子大好き。自分で作るし凝り性だから行き着くところまで行く。

具体的に言うと自家製酵母を作ってパンを捏ねたり、クッキーは何十回と作り、タルトやシフォンも作る。肉を脱水し燻製する。小豆を茹でて餡子にし、饅頭を蒸す。自炊をやり尽くした結果「作れないものはあんまり無いな」ということが分かった。材料と手順さえ分かっていれば、やればできるのだ。店で売ってる製品であっても元々人が作ってる物だから。

添加物を如何に入れずに普段通りの物が作れるかに興味がある。市販の物は結構すごい表示量なので。

原材料の素材がどういう性質をもっているのか調べて実行するのが面白い。それがどう体に作用するのかも。

和洋中印関係なく作るのは楽しい、食べるのも楽しい。

問題は私が一人暮らしである事、食欲に歯止めがかからない性格だ。

だから作ったものは1日で消える。お裾分けできる人が側にいればこんな事にならないのに。残しておけない。残ったら割と奇跡。ケーキ焼いたら半分が味見に消える。粗熱が冷めるまで待つのは中々難しいのだ。子供か!待てない、待つのが嫌だ。意識がしっかりしてれば待てるけど、やはり食べ始めると止まらない。

それは砂糖とインシュリンの成す技だと分かってはいるが。

パートナーは電車で20分の場所に。近所に住む友人はいない。

パートナーと会う時は勿論渡す。反応を見るのが面白いからだ。ただ渡すはずの物を食いきってしまう事も多々ある。友人には滅多に会わないが会う時タイミングが合えば作る。

 

この自炊能力と過食性質と多忙な仕事が重なると、頭のイカれたレベルの食いしん坊になる。更にポテチ狂いだ。芋けんぴ大好きだし。ゴリゴリ噛む事でストレス解消してる。そして喉越し。飲み込む事でストレス解消。

この為アニメ仕事をしてた頃は周期的に胃腸炎になっていた。

大体のパターンが

暴飲暴食の日々→なんか食べてもあんまり消化してくれないなぁ→胃もたれの日々→嘔吐!下痢!→胃腸内科に駆け込む→ああ、胃腸炎ですね。2日3日食べちゃダメです。胃腸を休ませましょう→だ、断食を調べよう!成る程、食わない事で利点が沢山…現代人は食い過ぎ!ワカルー!→めちゃつらいが1日2日何も食べない→回復食のお粥、往々にして食べすぎる→何とか復帰→そして熱さ喉元過ぎれば暴食へ…

 

このパターンを4、5回やってる記憶がある。学習しないというか、そういう行動に追い込まれる環境というのも大きい。勿論根本治療には自分の性質を見直すことが不可欠ではあるが。

仕事が佳境で死ぬほどやばい時抜け出して胃腸内科に行ったら「脱水やべーから点滴打つぞ」と言われて会社の近所の病院で点滴を打たれた事もあった。室長に電話して「今から点滴だそうです」と一時離脱の許可を貰った。ベッドでぼーっとしてると離脱の大義名分ができてやっと休めたような心持ちだった。打ち終わって2時間後には戻らなければいけないのだが。

 

今回断食をするのは、最近消化の不具合が出てきた為。特に米が消化不良になる。よく噛んでないせいもあると思う。

カレーは飲み物、一時流行った言い回しだが、カレーに限らずこれをやるとマジで体調がおかしくなる。喉越しで食う記憶は悪夢。喉で喰らうと過食に直結する。

 

とにかくこのままでは嘔吐下痢、胃腸停止の毎度のパターンにはまってしまう。それを察知して先に断食をする!という思いつきだ。計画性はあまりない。戻ろうか、と思ったらやめるつもりでいる。

1日、2日、3日、6日、等断食は日数にばらつきがある。前後に準備2日、回復食2,3日をつけると結構な大規模イベントだ。

断食を1日で終えたとしても回復食だけはしっかりやろうと思ってる。そこを外すと体が危なそうだからだ。お粥食べすぎ、我慢できるだろうか。チャレンジだ。できなくても自分を責めない。

ダイエットより排毒目当てだ。体が軽くなるのは歓迎だが運動不足は自覚してる。

 

断食をググる酵素ドリンク野菜ジュースがトップに出てくる。そして流行ってるように見える。多分売りたい企業がそういう操作をしてると推測してる。

成分表示の無い強気な価格の、砂糖ブドウ糖類果糖は摂取したくない。つーかそれ、インシュリン的にダメじゃね?と心配になる。興味ないから詳しく調べてないけど。

ヨーグルトを摂取する人もいるが、結構色々入ってるし、日本人は牛乳の消化酵素を保持してる人は少ない。乳製品は取らないようにしている。(チーズは別!チーズ好きで困る…!発酵が何とかしてくれてると願いたい)

 

と言いつつ、準備期間1日目に私は喫茶店で柚子ジュースとレアチーズを取ったし、2日目の夕方はジンジャークッキーを焼いて食ってしまった。砂糖の魔力から全く逃れられていない。

準備期間は「まごわやさしい」の糖質以外をメインに食すべきなのだが、まーやっちゃってる。今までの習慣性が全く抜けてない。

 

準備期間1日目

キャベツ玉ねぎをトマトで煮込んだスープ。(以前作ったささみ燻製ジャーキーをいい加減使わないとやべえと削って入れた。硬くて切れず削るしかない。これがめちゃ良い出汁となってくれた。コンソメ等に肉の粉末表示があるの、これか。スナック菓子にもある。添加物ではない正しい肉の粉末、こうやって使うのかー!と覚醒した瞬間だった。)

公園を20分位散歩。スープに炭水化物が入っていない為スタミナゼロ。いつもなら余裕で歩ける距離の半分以下で離脱。

公園近所の偶然開いてた週一しかやってない喫茶店の菓子。好奇心が最優先だから、と言い訳する。でもお店の人と話せて楽しかったからいい。

どうにも空腹で23時頃炊いた米で小さなおにぎり2つ。でもこのおにぎりが消化不良になる。粥のようにしなければ最早私の胃は消化できないと判明。この日は若干頭痛気味。

 

準備期間2日目

午前は図書館に徒歩で往復20分程度。

米残りをぶち込んだリゾット的な粥。

足りないよー!と夕方ジンジャークッキーを発作的に作り食べる。以降絶食に入る。

砂糖が良くないと分かっていながら、習慣性に勝てなかった。「砂糖は麻薬」という言葉を、仕事して砂糖に頼り切ってた頃は信じたくなかった。でも今ならそれは真実だと分かる。やめるのは難しいけど。(←そこがもう既に!ソースは映画「甘くない砂糖の話」をどうぞ)

借りた野口晴哉「整体入門」を読み少し実践する。良い本だ。買うかも。頭痛は少し良くなった。

18時頃ウォーキングを思い立ち50分程度歩く。

風呂に入り汗を流し、夜は飢えつつも気晴らしに掃除をして寝た。

 

断食1日目

朝からだるさの極み。水を飲みにキッチンに歩くのもしんどい。元々起立性低血圧で立ちくらみもある。指の先まで均等にだるい。思考に体がついていかない。スマホの文字も追うのがつらい。寝てるのに目眩がする。

ベッドで寝るしかない。洗濯しようと思ってたけどそれどころじゃない。スマホも文庫本も重い。

11時頃起床。最近夜更かしで昼起床になってしまってる。だから昼はご飯の時間。空腹で死にそう。

梅醤番茶を思い出した。まだやったことがない。やりたい!(好奇心は優先順位最大。他にやることもないし!)ただうちには普通の煎茶しかない。正しい番茶と普通の煎茶は体への作用が違うらしいのだ。カフェイン量など。お茶は農薬の問題もある。茶は…桑の葉粉茶があると思い立って梅干と水と粉茶で合わせて少量飲んでみた。

桑の葉茶は糖尿予防になるお茶だ。今まで割と食前にとってきた。最近はサボっていたけど。

粉茶は、粉の固形物が存在する。煮出した粒子よりもっと粗い。その為か飲んだ後苦しくて嘔吐で排出してしまった。胃酸過多の雰囲気もある。

「せっかく休んでんだから固形物入れんなよボケ」というセリフが胃から聞こえてきそうだ。

 

このミスも、私の食い意地によるものだ。暇だから寝ながらスマホで調べていた。甘い野菜ジュースを使わない派の人々(砂糖害を理解してる人達)は代わりに

基本は水+塩、(亜流で具なし味噌汁)を使用するようだ。

具なし味噌汁について、味噌の酵素は胃腸に良いので、理には叶ってると思う。ただしガチの味噌でないとあまり意味がない気がする。確か5〜60度?以下で味噌を溶かないと酵素は死ぬと聞いた。

ただ栄養素的には、味噌、結構栄養あるのでは…それは消化器を働かせることになるのでは?と疑問だ。断食中具なし酵素ドリンク代りに味噌汁を勧める記事は一件のみ。

具無し味噌汁は、回復食の時に有効そうだと思った。

 

この具無し味噌汁、桑の葉梅茶、微妙に栄養がありそうなものを摂取した方がいいのでは、という思考。これは食い意地の思考である。

そもそも何も摂取せず(水と塩を除く)断食なんてキツイんでは、という今までのパターンを踏襲してる。「栄養取らなきゃ、食わなきゃ無理」という先入観だ。

そもそも「食わなきゃ」思考は親に植えつけられている。私が太って痩せた経緯は

薬漬けの人の体重増加対策、一例 - どこにでもいてどこにもいない

に書いたが、とにかく「食え」「残したら殺す」圧が酷かった。その残り香が今も抜け切っていない。

現代人は食い過ぎで「1/4自分の為に、4/3医者のために食べている」ということわざもあるそうだ。

出典 https://rutty07.com/entry/fasting-01/

それはものすごく分かる。真実を言い当てていると思う。

だが食文化を愛している。作るのも食べるのも楽しいし好きだ。悩ましい。

吐いた後は水、肉桂葉の茶、微量の塩をとった。だが基本動きたくないので、大した量飲んでない。500mlにも満たないかも。熱中症的症状にならないよう気をつけたいが、暑くないのが幸いしてる。

断食中は水を飲め飲めとよく書かれているが、飲みすぎるのもそんなに良いもんじゃないと思う。排泄するにはある程度の量必要だが、保水するには出しすぎては良くないし。汗をかいてるなら摂取した方がいいけど。一気に飲むと尿になるので、体に保水したい場合は一口ずつ、少しずつ飲むそうだ。

 

1日目排出したもの、症状は、

深くから出てくる感じのおなら。おしっこ。便は出したい感じはあるが元気無さすぎて出ない。ゲップ。少し粘っこい目やにのような涙のような。汗、36.9度の微熱で皮膚が全体的に赤くなる。両脇が臭い。おりもの。朝からとにかくだるい。夜はマシになってきた。平熱〜微熱だが寒く感じる。

脇の臭さはストレスによるものだと整体で教わった。今まで多少臭くなることはあったけど普通の範囲内だった。今回は「排毒してるんだなぁ」と思うレベルに臭気が少しアップしてた。

 

汗をかいたまま拭き取らないと、汗で排出した毒が皮膚に内攻して良くないと教わったので軽く風呂に入る。頭は洗わない。濡れた髪を乾かす体力が無いからだ。

 

明日も継続するか、明日から回復食に入るかは明日勘で決めようと思う。

今まで厳しくしすぎた私は自分に甘くしてあげたいけど、それが本当に甘いかどうか…胃腸にとって断食は優しい。でも人格にとってはやめる事が優しい。相反する。

今まで体を酷使してきた。せっかくやるなら体に優しくしてあげたい。でもそれは思考の結果だ。勘ではない。

どちらの分岐を選んでも良い。私自身を責めないようにする。この先いくらでもチャレンジする事ができるのを忘れない。

今日いつ寝れるだろう。夕方寝てしまったからなぁ。